勿論、記事に書こうと思っていたのですが、まずマウスキーのパソコンが故障しまして、ダメージが大きくなかなかブログを更新出来ない状態でありました。
そうは言ってられず、瀕死のパソコンを引っ張り出して記事を書き上げてしまおうと思うような事があったのです。
それは、7月3日の日曜日の事でした。
とりとり県は暑い日が続いていましたが、その日の夕方はとても涼しかったので、リズとジャッキーを散歩に連れて行こうとマウスキーは思い立ちました。
姉マウスキーがいなかったので、母マウスキーに同行を願い、みんなで散歩に出かけました。
いつもなら、問題なく帰宅するのですが、その日は違いました。
殆ど家時につく100メートルくらいの地点で、ジャッキーが突然暴れ出したのです。
何かを見て吃驚したらしく、殆どパニック状態でした。
その時、リードがスポンと抜けてしまい、パニックになったジャッキーはそのまま散歩コースを逆走。
必死にマウスキーも追ったのですが(決して足が遅いほうではない)、交差点のところで見失ってしまい、ジャッキーがどこへ行ったのか分からなくなってしまいました。
これにはさすがのマウスキーも動転し、何故かバンド練習に出かけていた姉マウスキーを召喚しての大騒動。
姉マウスキーは、とりあえずジャッキーと離れた地点と、見失った地点を教えて欲しいと言うので、状況説明。
ざっくり地図で申し訳ないのですが、ジャッキーが行方不明になった地点は、マウスキー家からざっと150m以上は離れていました。
去勢したオス猫が行動出来る範囲が、20メートルから50メートルという情報も聞いていたため、ジャッキーが自力で自宅まで帰って来ることは不可能なのではないかと、暗い気持ちになったりもしました。
リズも一生懸命探してくれたのだけれど、結局分かりませんでした。
そのうち、雨も降ってきて、本当に真っ暗になってきたので、黒猫ジャッキーは姿すら見つける事は不可能でした。
父マウスキーと母マウスキーも参戦して一緒にみんなで21時すぎまで探したのですが、結局見つかりません。
実際、雨も土砂降りになってきて、真っ暗だったし、ジャッキーは恐くて一歩も動いていないという事を想定し、夜明けにもう一度探しに行く事に決めて、マウスキーと姉マウスキーは帰宅しました。
夜、寝れたものじゃないのは家族全員共通です。
リズも、一晩中ジャッキーの帰りを待っていたのですが、結局帰って来ませんでした。
3時過ぎ、姉マウスキーが起き上がり、ジャッキーを捜しに再び出かけました。
やはり、見つからずに帰宅。
3時半過ぎ、マウスキーが立ち上がり、ジャッキーを捜しに出かけました。
結局見つからないどころか、新聞配達のバイクが走り回り、土砂降りになってきたので、動けるわけもないと思い、帰宅。
家に帰ると、姉マウスキーが「ペット探偵に頼むしかない」と結論づけていました。
姉マウスキーが見つけたペット探偵は、動物愛護に力を注ぎ、ハイテク機械を駆使して24時間体制で行方不明のペットを探し、90パーセントの確率で見つけ出すことが出来るプロらしいのです!
もう、そこに頼むしかない・・・
そう思っていた矢先の4時前。
「ニャァァァ!!」
と、外から叫ぶ声。
マウスキー、リズ、姉マウスキーは一斉に起き上がって台所の裏戸まで駆けつけると、そこには真っ暗な中、お座りをしているジャッキーの姿があったのです!!
感激、感涙の世界。
ジャッキーは、フラフラしながら家の中に入ってきました。
思った通り、雨の中走ったので体中濡れていたし、腕カバーは外れて、曲がった方の手は擦り剥けて血が出ていて、腫れも一気に酷くなっていました。
右手の手首にある肉球も剥がれ落ちていたし、足の爪も殆ど割れてボロボロでした。
とりあえず、体を拭いておやつを食べさせ、部屋に連れて戻りました。
それから怪我の手当。
ボロボロになって戻ってきたジャッキーは、そのまま布団の上でバタっと倒れ、眠ってしまいました。
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翌朝、眠りこけているジャッキー。 |
翌日のジャッキーは、とにかく元気がありませんでした。
それでも、頑張って帰ってきたジャッキーを労い、姉マウスキーが鹿の肩肉のローストシカを作ってあげる事にしました。
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鹿肉最高の部位「肩肉」のローストシカ。 眩しく輝いていました。 |
これが大好評。
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「にゃぐぐ・・」とか鳴きながら必死に食べるジャッキー。 |
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なんとジャッキー、初めてリズちゃんより先に完食しました。 |
一方、リズちゃん。
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ジャッキーを心配して一晩まともに寝ていなかったので、寝不足 いつもより食みの速度が遅かったです。でも完食! |
食事が済むと、ジャッキーは寝ると言い出したので、ベッドを設置してあげました。
それから、即爆睡。
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正体不明になって寝るジャッキー。 |
ジャッキーはそのまま、一日中ずっと寝ていました。
リズは、用もなく寝ているジャッキーを覗いてはキャーキャー大はしゃぎしたり、足や耳を舐めたりして、とにかく一日中大喜びし続けていました。
夜も、リズちゃんはいつもよりジャッキーにくっついていて、離れませんでした。
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寝ているジャッキーの隣で、1匹で遊んでいるリズ |
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そのまんま寝てしまったリズちゃん。 マウスキー達が寝る時は、いつも通り四本の川の字で寝ました。 |
それにしても、つくづく150メートル以上はなれた場所から、よく帰ってきたと感心しました。
姉マウスキーと父マウスキーは、もう一度ジャッキーとはぐれた周辺を通ってみたらしいのですが、やっぱり結構な距離があったと言っていました。
どうやって帰ってきたのやら・・・いまだに考えられないのですが、ペット探偵を雇って町内をお騒がせする事にならずに済みました。
ペット探偵に頼むと言い出した姉マウスキー、実は3時前にジャッキーが台所の裏戸から「ニャー」と言って帰って来る夢を見たと言っていました。
正夢で本当に良かったです・・・
これに尽きます。
<おまけ>
本日のジャッキーとリズ。